慢性疲労症候群

慢性疲労症候群

寝ても疲れが取れない、毎日だるい、体調が悪い,そんな症状です。

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十分に休んでいるはずなのに、朝の目覚めは悪く、体が重く、やる気も湧いてこない。
暑い日が続く今、慢性的に感じてしまう人が増えます。

いざ施術を始めても、長い期間、ストレス、疲労が蓄積した身体では、なかなか身体も上向いてきません。

そうした慢性疲労をもたらすような脳の仕組みの存在を知り、
その上で適切な対処策を学べば、体が元気になる改善スピードも早くなるはずです。

人間は脳の働きによって物事を計画したり、実行したりします。

脳の活動範囲は広く、少なくとも私たちが意識的に行うことは全て脳の働きによるものです。

ただし、脳は無尽蔵の体力を持っているというわけではありません。

疲労した脳を回復させる方法は「睡眠」です。

ストレスや生活習慣の乱れから質の良い睡眠が阻害され、
脳の回復が充分に出来なくなってしまうのが慢性疲労症候群と考えられています。

そこで重要になってくるのが、

脳の神経伝達物質である「セロトニン」の働きです。

セロトニンは脳内の神経伝達物質の一つで、主な役割としては、

〇精神のバランスを整える働き

〇スッキリとした覚醒状態をもたらす働き

〇自律神経の交換をスムーズにする働き

などがあります。

セロトニンが慢性疲労症候群に打ち勝つためのキーマンなのです。

セロトニンを活性化する方法

その❶ 太陽に当たる

人間の脳には、目から入った太陽光を電気信号として受け取り、
セロトニンを活発化させる仕組みが備わっています。

その❷ リズム運動をする

セロトニンはリズミカルな動作を行うことで活発化させることが出来ます。

日常的に行うリズム運動には例えば、

歩くこと
食べ物を噛むこと
呼吸すること

などがあります。

その❸ セロトニンを増やす食べ物を摂取する

セロトニンの合成に必要なものは、

〇トリプトファン(アミノ酸の一種)

〇ビタミンB6

〇炭水化物

です。

トリプトファンを豊富に含む食品は、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品、
納豆や豆腐などの大豆製品、またアボカドやピーナッツなど。

ビタミンB6を豊富に含む食品は、豚肉、青魚、レバー、玄米、にんにくなど。
それらをバランスよく含んだ食べ物としてバナナが良いかも

肉体の疲れは休むことで回復しますが、脳の疲れを回復するのには工夫が必要です。
思い当たるフシのある人は取り組んでみてください。