筋肉・関節のケアから中枢神経を整えるケアへ

先日、スタンフォード大学でアスレティックトレーナーとして活躍されている山田さんの著書を読みました。まとめてお伝えしようと思います。

疲れやすいカラダ=歪んだ姿勢

著書でも、体の歪みをケアすることの重要性を書かれていたのでご紹介します。

・疲労の根本の原因は脳から出ている「中枢神経と自律神経」のコンディションの悪さからくる。

・体が歪んでいると中枢神経からの指令がうまく各部位に伝わらなくなり、
 動きにくくなり、疲れやすくなる。あらゆる不調の元となる。
 歪んだ体は中枢神経を乱す危険な状態である。

体のアンバランスは疲れと大いに関係する要素であり
疲労の根元である中枢神経にアプローチしながら体を整えることが大切。

スタンフォード式最新ボディケア

体の歪みは神経の乱れから起こるため、
単に筋肉を揉みほぐしたり、関節をストレッチするのではなく、
「中枢神経を正しく整えて動作をスムーズにするケアが大切」と著書の中でも書いてあります。

これは、巷でよくある整体や指圧マッサージで行われがちな
その場だけ痛気持ちの良いケアではなく

神経に上手くアプローチができ、その作用をうまく利用し身体をケアすべきということです。

これは当院のしんそうの施術では得意分野です。

例えば、足を操作して、上半身のアンバランスを均整にします。
これは筋肉の生理現象である「反射」という作用を上手く利用し
全身に張り巡らされた神経を介し全身の筋バランスを整えることができるのです。

軽微な刺激でも感覚器から受けた情報は、瞬時に脳へ伝えられます。
脳が嫌な刺激と感じると身体は硬直します。
脳に嫌われないように体の歪み・中枢神経を整えるには
しんそうのように身体に優しい施術が良いわけです。

筋肉を揉みほぐすだけではケア不足

「筋肉が多い=疲れない」
というわけでもない。
筋トレでは体の中心を整えることはできない。
と本書でもしっかり書かれています。

「姿勢が悪いから運動して、筋肉をつけて」
「膝の周りの筋肉つけましょう」


など言われたことがあると思うのですが、
常に体のバランスを取ろうとしているのは脳です。
脳から神経を介して筋肉は連動しています。

もちろん筋肉を鍛える運動習慣も大切ですが
筋肉と連動している神経にアプローチし
まずは体の歪み・中枢神経を整えることが最優先です。

その神経にアプローチ・調整するには、体に優しい施術がマストです。
疲労や不調が続いているうちは運動もウォーキングや軽い体操から始めましょう。

まとめ

①体の歪み(中枢神経)を整えて身体の負荷を減らし疲労や痛みの改善、健康増進する。

②その次に、運動を習慣化する。筋肉を鍛えて、パフォーマンスを向上させていく。